MH 新説おとぎ話 ガンタロウ 其の1
シオン「先輩、何してるんですか?」
かに「なに、モガの村には娯楽が少ないのでな。子供たちに紙芝居を見せてやるのだ」
アリア「へー。私も見てっていいですか?」
かに「うむ、構わんよ。では、始まり始まりー」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでおりました。
アリア「あ、私これ知ってます。有名なお話ですよね」
これこれ、黙って見ていたまえ。
えー、お爺さんは火山へ採掘に、お婆さんは孤島へ採取に行きました。
アリア「……あれ? お爺さんは山に芝刈りで、お婆さんは川に洗濯じゃなかったでしたっけ?」
シオン「そのはずですが……」
お婆さんが特産キノコを採取していると、河の上の方からドンブラコ、ドンブラコと……
アリア(大きな桃が……)
大きなウラガンキンが丸まって転がってきました。
アリア「ちょっと待ったーーーッ!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
かに「どうしたのかね、騒がしいぞ?」
子供たち『そーだそーだー!』
アリア「い、いやちょっとその話、おかしくないですか!?」
かに「おかしくなどない。何故ならこれは
■ 新説おとぎ話(ハンターバージョン)
だからな」
アリア「でもでも、なんで桃の代わりにウラガンキン?」
かに「なんでと言われても、丸まって転がるのはガンキンの得意技であるし」
シオン「そんな当たり前のように言われても納得できかねますが……。そもそも川の上からの件はどこに行ったんです?」
かに「さあさあ、話を続けるぞー」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
突然のガンキンの乱入に、お婆さんはビックリ仰天……しませんでした。
お婆さん「飛んで火にいる夏の虫だよッ!」
実はお婆さんは元ハンターだったのです。久々の狩りにハッスルしたお婆さんは、ウラガンキン相手に大立ち回り。見事ウラガンキンを捕獲してしまったのです。
アリア「強ッ! お婆さん凄腕!?」
お婆さんは、捕獲したウラガンキンを戦利品として家に持ち帰りました。
シオン「ウラガンキンを軽がると運べるお婆さんって一体……」
これを見て喜んだのは、やっぱり元ハンターのお爺さん。
お爺さん「ワシはこいつのアゴをカチ割るのが好きでなぁッ!」
お爺さんは嬉々として愛鎚『峯山鎚モーラン』でガッツンガッツンと、ガンキンのアゴを叩き割りに掛かります。
アリア「怖ッ! 怖すぎます!」
シオン「これまた猟奇的な老夫婦ですね……」
お爺さん「止めじゃーッ!」
乾坤一擲のタメ3を叩き込むと、ガンキンのアゴは粉々に砕け散りました。すると砕けたアゴの中から、珠のような男の子が転がり落ちてきたのです。
アリア「桃からじゃなくて、ガンキンのアゴから生まれたんですか……」
お爺さんとお婆さんは、この男の子をハンターとして育てることにしました。
ウラガンキンから生まれたので、2人は男の子の名前を『ガンタロウ』と名付けました。
アリア「意義あり! 意義ありです!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
かに「さっきから騒がし子だね」
アリア「ガンキンから生まれたからガンタロウ? NOです! そんな主人公っぽく無い名前は認めませんッ!」
かに「そうは言ってもなぁ。原作の命名規則に則るとガンタロウしか無いだろう」
アリア「何でそういうところだけ原作に忠実なんですかッ!」
かに「うーむ。ではウラタロウの方がいいか?」
アリア「……そっちの方が情けないし、何だか亀を助けて竜宮城に行ってしまいそう……」
かに「ではキンタロウ?」
アリア「もう全然違う話になっちゃうじゃないですか!」
かに「そうなると、消去法でガンタロウに決定だな」
アリア「うう、その消去法自体が間違ってる気が……(泣)」
かに「ふむ、今日は遅くなったから、続きは明日だな」
子供たち『はーい、また明日ー!』
かに「うむうむ、また明日なー」
アリア「……え? コレ続くんですか?」
シオン「……そのようですねぇ」
コメント
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管理人レス
>旅人さん
アゴ太郎はさすがに可哀そうなので除外しましたw
>ひとみさん
チョイチョイチョイの人ですねw ジョントラボルタはちょっとよく分かりませんがw
>shirasuさん
ええ、婆さん最強ですw
婆さんつえぇぇぇ~www
カンタロウ=アンタッチャブル(山崎)ですよwあと~ジョントラボルタwかな?((爆)
アゴ太郎よりはマシかも?(苦笑)
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