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前のページ /  次のページ  2014/10/11

其の名、偉大なる紅の王 前編

⇒ TOP世界樹の迷宮2>其の名、偉大なる紅の王 前編


鋼の棘魚亭

キャット
「(銃弾確かめ)……良し、と。皆も準備はいいわね?」
ローズ
「はいはい、当たり前でしょ? 私たちがこれまで、どれだけ迷宮に行ってると思ってるわけ?」
ウィンディ
「……油断しちゃ、ダメ」
キャット
「ウィンディの言う通りよ。油断大敵、注意一秒怪我一生、ってね」
ローズ
「あーもう、分かったわよ! ……ホントに口煩いのが増えたわね(ぶちぶち)」
キャット
「アーテリンデは?」
アーテリンデ
「問題ないわ」
キャット
「じゃ、今日の抜け番はライシュッツね♪」
ライシュッツ
「……リーダー。今更だが、なぜこのギルドは探索が四人制なのだ?」
キャット
「うーん、身に付いたクセっていうの? なんか探索は四人じゃないと落ち着かないのよね~」
ウィンディ
「……ロストウェイ、ルール?」
キャット
「あ、そうそう。そんな感じ」
ライシュッツ
「なんと不合理な……」
アーテリンデ
「じゃあ爺や、留守番宜しくね~♪」
ライシュッツ
「いいえお嬢様。せめて迷宮入口まではお供させて頂きます」
アーテリンデ
「大丈夫だってば。もう子供じゃないんだから」
ローズ
「相変わらず過保護ねぇ(呆)」
キャット
「ふふふ。じゃあお姉ちゃん、行ってくるわね」
ギルド長
「ああ。……気を付けてな」
キャット
「……大丈夫よ。さあ、今日こそ28階を踏破するわよ!」

ローズアーテリンデ
「おー!」

ウィンディ
「……おー」

どやどやどや……ばたん

ギルド長
「……」
酒場のマスター
「あの嬢ちゃんも、大分リーダーが板に付いてきたんじゃねえか?」
ギルド長
「ああ。……だが、それが逆に痛々しくてな。内心では、かなり無理をしているだろうに……」
酒場のマスター
「……そうだな。あれからもう一年か……」
ギルド長
(……そうか、もう一年も経つのか……)



☆    ☆    ☆    ☆    ☆




今、ギルド『ロストウェイ』は妹をリーダーとして、

元ギルド『エスバット』
元ギルド『クリムゾン』

のメンバーを加え、計五人で活動をしている。


そう、五人だ。


異世界の住人たちが去って暫くは、そうではなかった。

先の五人に加え、ソフィア、ヴィクトール、
そして……ヘクター。

この八人で、街の人々や翼人たちの依頼を受けるなど、
新メンバーと徐々に打ち解けながら活動を続けていた。

そうしている内に……。




酒場のマスター


「そういや、ソフィアからはまだ手紙届いてんのか?」
ギルド長
「ああ。毎回々々、『ギルドの皆は元気? 暇。遊びたい。でもトーマ可愛い♪』としか書かれていないがな」
酒場のマスター
「がははは! アイツらしいぜ!」



そう。ソフィアが子育てのため、故郷に帰ったのだ。


ソフィア
(同じドクトルマグスのアーテリンデちゃんも加入したし、年寄りはそろそろ引退するわ。息子の顔も見たいしねぇ♪)

などと言っていたが、本心はそうではあるまい。

アイツ自身、迷宮で無くした物を全て取り戻し、
これ以上迷宮に挑む理由が無くなったのだろう。




酒場のマスター


「しかし薄情なヤツだぜ。俺様には何にも伝言無しか?」
ギルド長
「な、無い! 無いぞ! 断じて伝言などは無いっ!」
酒場のマスター
「お、おお、そうか」
ギルド長
(赤面して俯き)



……実は手紙には毎回


ソフィア
(マスターとの仲は進展したのかしら? マスターに、ジャンヌちゃんを末永く宜しく、って伝えといてねぇん♪)

……と書かれているのだが。よ、余計なお世話だ!
こっちだってそれなりに進展は……。




酒場のマスター


「……まあ、問題はその後だったな。丁度大公さまの病気が治った頃だったか?」
ギルド長
「ああ、そうだったな……」

そう。問題は、ソフィアが去った後に起きた。

その出来事が、今なおキャットの心に
大きな傷跡を残しているのだ……。



………………

…………

……




☆    ☆    ☆    ☆    ☆



~一年前~

大公宮

公女
「ロストウェイの皆さまのお蔭で、大公……我が父の病を治すことが出来ました。改めて感謝いたします」
キャット
「公国民として当然のことをしただけです。ね、ヘクター?」
ヘクター
「俺は別に公国民ではないぞ。だが……そうだな。人として当然のことが出来た、と言ったところか」
公女
「(微笑)……ではヘクターさま。お約束通り、諸王の聖杯をお渡しいたします」
ヘクター
「ああ、確かに」
ヴィクトール
「さーて。あとはコイツを封印する方法だね」
大臣
「そうですな。何か心当たりはおありかな?」
ヘクター
「いや。調査を進めているが、まだ具体的な方法は見つかっていない。通常の方法では破壊は不可能ということは判明しているが」
キャット
「へー。流石に『喪失技法』っていうのが詰まってるだけあるわね」
ローズ
「…………そ、そ、そ」
キャット
「ん? ローズ、どうしたの?」
ローズ
「(ごくり)……そ、その杯は、一体、なに……?」

ヘクターキャット
「……」

キャット
「……まだ話して無かったっけ?」
ヘクター
「……そう言えばまだだったな」
ローズ
「なにを!?」
キャット
「それはね……」
ローズ
「(耳塞ぎ)やっぱダメ! 聞きたくない!」
キャット
「アンタに渡した聖杯、アレ、偽物だったの」
ローズ
「あーもーやっぱり聞くんじゃなかったーっ! なんかおかしいと思ってたのよだってあの聖杯変だったものーっ!(泣)」
ヴィクトール
「あはは、そりゃそーだよね。いかにも『呪い』って感じだったし♪」

ひゅん(鞭飛び)

ローズ
「他人事みたいに言ってんじゃ……な・い・わ・よっ!(ギリギリギリ)」
ヴィクトール
「(鞭で締められ)あだだだだだ! あれでも何だか新たな扉が開きそうーっ♪」
公女
「あ、あの、ローズさま? あまりご無体なことは……(おろおろ)」
ローズ
「それはこっちが言いたいわよ! ああもう、一体どうしたらいいの!? 学院にバレたらクビよ、絶対クビっ!」
ウィンディ
「……今から、渡して、謝る?」
ローズ
「そ、そうね! 土下座しながら渡せば許して貰えるかも!」
ヘクター
「生憎だが、聖杯を『賢者の学院』に渡すつもりは無い」
ローズ
「なんで!?」
ヘクター
「知っているだろう? ……俺は学院を信用していない。聖杯は、俺の手で封印する」
ローズ
「……それは、学院に対する明確な反逆行為よ?」
ヘクター
「分かっている」
ローズ
「学院の追っ手に一生追われることになるのよ!?」
ヘクター
「覚悟の上だ」
ローズ
「~~~っ!(地団太)」
キャット
「まあまあ。で、ローズ。物は相談なんだけど」
ローズ
「……相談?」
キャット
「うん。このこと、学院には黙っててくれない?」
ローズ
「なっっっ!? 学院きってのエリート監察官たる私に向かって言ってるわけ!?」
キャット
「ううん。同じギルドの仲間であるローズに向かって言ってるの(にっこり)」
ローズ
「う……」
キャット
「ほら、アンタからも頼みなさいよ」
ヘクター
「……君の立場では難しいことは分かっているが、出来ることなら、学院には知らせないでほしい。……この通りだ(頭下げ)」
ローズ
「うぅぅぅぅぅ……(汗)」
ウィンディ
「……どうしよ、っか?」
ローズ
「…………あーもう分かったわよ! 黙ってればいいんでしょ黙ってればっ!」
ヘクター
「いいのか?」
ローズ
「いいも悪いもないわよ! ……な、仲間の頼みなら仕方ないじゃない!(そっぽ向き)」
ヘクター
「……済まない。感謝する」
キャット
「ウィンディも、それでいいの?」
ウィンディ
「……ローズちゃんが、いいなら、私も、いい」
ヴィクトール
「えーっと、じゃあこれで一件落着?」
ヘクター
「いや。学院も、そろそろ渡した盃が偽物ということに感づく頃だろう」
ローズ
「……そうね。私が黙ってても、所詮は一時しのぎだわ」
キャット
「うーん。じゃあどうするの?」
ヘクター
(じっと聖杯見つめ)
キャット
「……ヘクター?」
ヘクター
「……いや、何でも無い。今日はもう遅い。明日、改めて対策を話し合うとしよう」
ヴィクトール
「そうだね。じゃ、今日はこれで失礼するよ」
公女
「分かりました。ではヘクターさま。私たちに出来ることであれば、何でも仰って下さいませ」
ヘクター
「ああ、何かあった時は宜しく頼む」
キャット
「……」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆



~その日の夜更け~

フロースの宿


……ギィ

ヘクター
「……」




キャット




「……こんな夜中にどこに行くのかしら?」




ヘクター




「キャット……」
キャット
「ちょっと風に当りに、って訳じゃないわよね。旅装束で……聖杯まで持って」
ヘクター
「……」
キャット
「……ここまで来て……全部一人で背負い込もうっていうの?」
ヘクター
「……元々、これは俺がやるべきことだ」
キャット
「違うでしょ! これは私たちギルド全員の問題のはずよっ!」
ヘクター
「……」
キャット
「……アンタ、言ったじゃない。私たちに協力してくれって。だったら……だったら最後まで面倒みさせなさいよ!」
ヘクター
「……お前には……ギルドの皆には感謝している。だからこそ、これ以上巻き込むことは出来ない」
キャット
「巻き込む巻き込まないの話じゃないのよ! 大体……」
ヘクター
「賢者の学院は手段を選ばない」
キャット
「っ!?」
ヘクター
「喪失技法のためであれば、暗殺程度はなんの躊躇いも無い。最悪、ラガードの街を滅ぼしてでも目的を達しようとするだろう」
キャット
「そんな……」
ヘクター
「学院の抱える闇はそこまで深いのだ。……聖杯は、このままこの街に在り続けてはならない」
キャット
「……だからって……アンタがそれを一人で抱え込む理由にはならないわ! ううん、尚更アンタだけには背負わせられない!」
ヘクター
「……ふ」
キャット
「……なによ?」
ヘクター
「……お前なら、そう言うと思っていた。俺が一人で出ていくことに気づくだろう、ともな(微笑)」
キャット
「当たり前でしょ。ど、どれだけ一緒に冒険してきたと思ってるのよ(赤面)」
ヘクター
「ああ、そうだな。だから……一手、打たせてもらった」
キャット
「!?」




……♪……♪♪……♪♪♪……





キャット




「(ぐらぁ)こ、これは……全てへの子守唄……!」
ヘクター
「……」
キャット
「(胸倉掴み)……どうして……なんで……」
ヘクター
「……お前の気持ちは嬉しい。だが、だからこそ、お前を巻き込むことは出来ない。……分かってくれ」
キャット
「……こ、この……分か……らず…………屋…………っ!」
ヘクター
「……」
キャット
「…………(Zzz)」
ヘクター
「(キャット支え)……ヴィク、もういいぞ」
ヴィクトール
「(柱の陰から)……これで良かったのかい?」
ヘクター
「……キャットのことだ。話したところで説得できるとも思えん」
ヴィクトール
「そりゃま、そうだろうけど。でも起きた時、怒るだろうな~」
ヘクター
「そうだな。済まんが、俺の分まで怒られてくれ」
ヴィクトール
「あ、それは無理。だって、キャットちゃんが起きた時はオレもこの街に居ないからね~♪」
ヘクター
「なに? ……ヴィク、その格好は……」
ヴィクトール
「(旅装束に身を包み)ヘクターだけじゃ大変でしょ? そもそも道に迷うだろうし♪」
ヘクター
「……だが、お前は公女と結婚するんだろう?」
ヴィクトール
「貴族になったらね。貴族位を取るまで結構時間が掛かるから、それまでオレが旅の道連れになってあげるよ♪」
ヘクター
「……そうか。正直、そうして貰えると助かる」
ヴィクトール
「あらら。やけに素直だね?」
ヘクター
「俺とて、この役目を一人で完遂できるとは思っていない。正直、誰かの協力が欲しかった」
ヴィクトール
「じゃあ、キャットちゃんでも良かったんじゃ?」
ヘクター
「それはダメだ(きっぱり)」
ヴィクトール
「……何でかな?」
ヘクター
「……キャットには、何度も励まされ、助けられた恩がある。これ以上、迷惑を掛けるわけにはいかない」
ヴィクトール
「……」
ヘクター
「キャットには、こんな世界の暗部などに関わらず、平和に生きていて欲しいのだ……」
ヴィクトール
「……そっか。まあ、昔オレも似たようなことやったから強くは言えないけど……辛い道だよ?」
ヘクター
「ああ。……覚悟の上だ」
ヴィクトール
「……じゃ、行こっか。どこか当てはあるの?」
ヘクター
「海洋都市、アーモロード」
ヴィクトール
「あの南国の? 随分と遠いけど、何か理由でもあるの?」
ヘクター
「アーモロード近海に、世界樹と呼ばれる樹が存在するらしい。だとすれば、そこには喪失技法も存在するかもしれん」
ヴィクトール
「あ、そういうこと? ……うん、いいんじゃないかな。ついでに、聖杯を海に沈めて封印出来るかもしれないし」
ヘクター
「そういうことだ」
ヴィクトール
「オッケー。……じゃ、先に外に出てるね~♪」
ヘクター
「……ああ」




ヘクター




「(キャットをソファに寝かせつつ)……お前と冒険が出来て、俺は幸せだった」
キャット
(Zzz)
ヘクター
「……済まんな。どうか、幸せに」

……ギィ……パタン


……

…………

………………




☆    ☆    ☆    ☆    ☆




その翌日。

我々はソファで眠る妹と、
その横に置かれた手紙により全てを知らされた。


……眠りから目覚めた後の妹の落ち込み様は、
それは酷いものだった。

部屋に閉じこもったまま、
食事も録に取らぬ日々が何日も続いたのだ。

公女
「(ドンドンドン)キャットさま! せめてお食事だけでも取って下さいませ!」
ひまわりちゃん
「そうです! このままじゃ身体を壊しちゃいますよ!?」
アーテリンデ
「気持ちは分かるとは言わないけど、周りや家族の人に心配かけちゃダメよ!」

……と、恐れ多くも公女殿下を始めとする
友人たちがドア越しに声を掛けてくれた。

だが、それでも妹は部屋から出てこようとはしなかった。


そんな最中、ついに賢者の学院の使者がラガードの街を訪れた。

我々は、諸王の聖杯を発見したこと、しかしそれをヘクターという
錬金術師が持ち出して逃走したことをその使者に伝えた。

ヘクターからの置き手紙に書かれていた指示通りに……。


当然、使者は怪しんだが、聖杯がこの街に無いのは事実。
こちらへの追及はそうそうに諦め、使者は帰って行った。


……その後、ヘクターたちにどのような対応が取られたのか、
私たちに知る術は無い。

出来るのは、無事であることを祈るのみだ。


そうしてさらに数日が経った時のこと……。


………………

…………

……




☆    ☆    ☆    ☆    ☆




ドゴォォォォッ(扉吹き飛ばし)

ローズ
「よし! 爺さんナイス!」
ライシュッツ
「(銃下ろし)……ふ。これしきは容易い事だ」
ローズ
「(ずかずかずか)キャット! どこ!?」
キャット
(ベッドの上で膝抱え)
ローズ
「居た居た。ふふふ、いい感じに落ち込んでるじゃない……」




ギルド長




「お、お前ら一体なにを……」
ウィンディ
「(引き止め)……ちょっと、待ってて、ね?」




ローズ




「(胸倉掴み)……ちょっとアンタ、いつまで落ち込んでるわけ? リーダーとして無責任だと思わないの?」
キャット
「……(目うつろ)」
ローズ
「……あっそう。私の声なんて届かないってわけ? それなら……」

ばちぃぃぃぃ(平手打ち)

キャット
「っ!?」
ローズ
「これなら! 分かる! かしら! ね!」

ばちっばちっばちっばちっ(往復平手打ち)

キャット
「っ!? っ!?」




ギルド長




「な、なにをする!?」
ウィンディ
「(脚にしがみ付き)……ダメ。もう、ちょっと」




キャット




「(ローズの腕掴み)……な、何すんの……よっ!」
ローズ
「あーら、ようやく現実に戻ってきたのかしら。悲劇のヒロインさん?」
キャット
「…………喧嘩……売ってんの?(ぎろり)」
ローズ
「ええ、そうよ。……男一人に逃げられた位で落ち込んでんじゃない、ってね」
キャット
「(涙滲み)……アンタに……アンタに何が分かるってのよっ!」
ローズ
「そんなの分かる訳ないじゃない。だって私は……私は、その場に居ることすら出来なかったんだからっ!」
キャット
「…………ローズ」
ローズ
「ヘクターがそんなに悩んでるなんて! そんなに思いつめてるなんて気付かなかった! 事情は私の方が知ってるはずなのに!」
キャット
「……」
ローズ
「なのに何でアンタは分かったわけ!? それが一緒に冒険してきた絆だっていうの!? だったら……だったら……」
キャット
「……」
ローズ
「……もう、諦めるしかないじゃない。なのに、肝心のアンタがそんなんじゃ……私が諦められないでしょ!?」
キャット
「…………ゴメン」
ローズ
「謝らないでよ! もう、格好悪いったら……(目こすり)」
キャット
「ゴメン……ゴメンね……(抱きかかえ)」
ローズ
「煩い煩い!(首ふり)」

とことことこ

ウィンディ
「(二人の背中ぽんぽん)……いい子、いい子」

キャットローズ
「う……うわぁぁぁぁぁん!(泣)」


……

…………

………………




☆    ☆    ☆    ☆    ☆




その後、学院から返却された偽の聖杯が、諸王の聖杯と
一対を成す『呪銀の聖杯』という存在であること、
さらにそれが、世界樹の迷宮第6階層を開く鍵だということを
翼持つ民の長、クアナーンから知らされた。


それを使い、今、妹たちロストウェイは結束も新たに、
第六階層の踏破に挑んでいるのだが……。



酒場のマスター


「しかし妙だよなぁ」
ギルド長
「妙、とは?」
酒場のマスター
「いやな? キャット嬢ちゃんの気性なら、てっきりヘクターの後を追って旅立つと思ってたんだがなぁ」
ギルド長
「……」



マスターに言われるまでも無く、私もそう考えていた。
元気を取り戻したなら、妹はあの錬金術師の後を追うのだろうと。

そうなれば、姉として、毅然とした態度で見送ってやろうと、
そう心に決めていたのだが……。



ギルド長


「……やはりマスターもそう思うか」
酒場のマスター
「おう。それとも何か? 惚れた男以上に大切なもんがこの迷宮にあんのかね?」
ギルド長
「(がたんっ)妹はヤツに惚れてなどいない! 断じて! 絶対にだっ!」
酒場のマスター
「……毅然とした態度とやらはどこに行ったんだ?」
ギルド長
「……それはそれ、これはこれだ」
酒場のマスター
「やれやれ……。そもそも、キャット嬢ちゃんは何で冒険者になったんだ?」
ギルド長
「……何故、冒険者に?」
酒場のマスター
「ああ。今も迷宮に挑み続けてんのは、それが理由かもしれねえだろ?」
ギルド長
「……」



……そう言えば、何故だろうか?

ギルド『ベオウルフ』に加入するため?

いや、違う。

そもそも妹がベオウルフに会ったのは、
一人で迷宮に入り込み、迷子になった時だ。

つまり妹は、それ以前から冒険者になることを
志していたということになる。


ではその理由とは何だ?

惚れた男……実に抵抗があるが……を置いてまで
迷宮に挑む理由が、妹にはあるということか?

……。
……。

……ダメだ。私には想像もつかん。

たった一人の妹の考えが分からんとは、
姉として情けない限りだ……。


それとも……。
何か……何か私は見落としているのだろうか?





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