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前のページ /  次のページ  2014/11/03

其の名、偉大なる紅の王 後編

⇒ TOP世界樹の迷宮2>其の名、偉大なる紅の王 後編


第2階層 常緋ノ樹林 6F

キャット
「……でもリーダー……なんでここに……」
かに
「話は後だ。まずは……ウチのギルドメンバーを殺ろうとしたコイツに落とし前をつけさせねばなぁ!」

だだだだだっ

キャット
「む、無茶よ! 一人で何とかなる相手じゃ無いわ!」




かに




「心配無用! アリア嬢、行くぞっ!」
アリア
「おーっ!」

ダンッ(小ジャンプ)


かにアリア
「セバスチャンっ!」





セバスチャン




「ばっち来いだニャ!」

ガシィ(セバスチャンの拳に乗り)

セバスチャン
「行……ってくるニャー!(打ち上げ式アニマルパンチ)」

ドンッッッ(空高く舞い上がり)




かにアリア


「だらぁぁっ!」「たぁぁぁっ!」


ドガドガァァァァッ(スマイト&デスバウンド)


グォォォォォォッ!?



かに


「(すちゃっと着地)ふはははは! いつの間にかジャンプ攻撃が様になってるではないか!」
アリア
「へへーん、私だって日々進歩してるんですよーだ♪」




セバスチャン




「二人とも後ろだニャ!」





かにアリア




「え……?(振り返り)」


グワァァァァァァッッッ(巨大な尻尾の一撃)


かにアリア
「だぁぁぁぁぁぁ!?」


ズガガガガッッッ(天から降りそそぐ矢の嵐)


グォォォォォォッ!?(赤竜ひるみ)





シオン




「(弓を構えつつ)……二人とも、油断は禁物ですよ」




かに




「ナナナナイス援護だシオン!(汗)」
アリア
「助かりましたー!(汗)」




キャット




「アリア! シオン! セバスチャンまで!」
ギルド長
「だが何故だ? 彼らは元の世界に帰ったはずでは……ぐっ……(傷口押さえ)」
メルル
「(背中支え)動いては傷に障りますわ。今治療しますので、少々お待ちください」
キャット
「メルル!?」
メルル
「お久しぶりです、キャット様。またお会いできたこと、嬉しく思っておりますわ(微笑)」
キャット
「それは勿論私もだけど……。でも、一体どうして? ううん、どうやって?」
メルル
「実は、私たちの世界にこのような依頼が届きまして(依頼書渡し)」
キャット
「……『俺様の知り合いが6階南で無茶してやがる! お前らしか頼れるヤツが居ねえ! 頼む、何とかしてくれ!』……?」




かに




「(炎を盾で弾きつつ)その依頼が届いた時のハンターズギルドの騒ぎっぷりは見ものだったなあ!」
シオン
「(矢を放ちつつ)異世界からの依頼など前代未聞でしたからね(苦笑)」
アリア
「(斧を振り回しつつ)でも、直ぐにかにさんに依頼が回ってきました! 困った時はかにさん頼みだって♪」
セバスチャン
「(丸齧りつつ)で、転がしニャン次郎のタルに押し込められて、気づいたらこの世界だったっちゅー訳だニャ!」




メルル




「ちなみにご依頼主は、『恰幅のいい酒場のマスター』さんですわ(にっこり)」
ギルド長
「……ふふふ。ベアめ、余計な真似を(微笑)」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆



~同時刻~

鋼の棘魚亭

ひまわりちゃん
「……依頼書、無事にロストウェイの皆さんに届いたでしょうか?(不安げ)」
酒場のマスター
「正直、分からねえな。あの変なヤツが届けてくれることを祈るばかりだぜ」
ひまわりちゃん
「眼帯付けて、何故かタルに乗って移動するネコさんですよね? あのネコさん、どんな方なんでしょう?」
酒場のマスター
「さあなぁ。依頼書書いた時、どこからともなく現れやがったが」
ひまわりちゃん
「……なんだかマスターさん、落ち着いてますね」
酒場のマスター
「ん? ……まあな。あのネコが何者かは知らねえが、一つ分かってることはあるしな」
ひまわりちゃん
「分かってること?」
酒場のマスター
「ああ。アイツらが仲間を見捨てる訳はねえってことさ(にやり)」
ひまわりちゃん
「……ふふふ、そうですねっ♪」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆



第2階層 常緋ノ樹林 6F


グルルルルル……



かに


「(盾構え)……しかし、依頼を受けて来てはみたものの……まさか相手がミラ系とはなぁ」
キャット
「ミラ系?」
シオン
「この世に災厄と滅亡をもたらすとされる、真なる龍に連なる一族の総称です」
かに
「名付けるならば……そうさな。ミラ・グレイテスト……『偉大なる赤竜』といったところか」
アリア
「でも大分追いつめてますよ! きっとあともう少しです!」
かに
「ふ、まだまだ経験が浅いなアリア嬢。追いつめられた竜ほど危険なものはこの世に無いのだぞ?」
アリア
「え?」



偉大なる赤竜火竜の猛攻を使った!


グォォォォォォォッ!!!



アリア


「うわぁ!?(耳押さえ)」
キャット
「こ、今度は何!?(同じく)」
かに
「さあて、おいでなすったか……(盾構え)」
アリア
「こ、これって……怒り状態!?」
シオン
「ええ。つまり、ここからが本番です。……アリア、準備はいいですか?」
アリア
「も、勿論です!(斧構え)」
セバスチャン
「上等だニャ! やってやるニャ!」
かに
「メルル! そっちの怪我人二人を連れて下がってろ!」
メルル
「了解しました。さあ、お二人ともこちらへ」
キャット
「……皆、頑張って! 負けんじゃないわよ!」
かに
「任せておけい。……では、改めて始めようか!」

グルォォォォォォォッ!!!



偉大なる赤竜



偉大なる赤竜が現れた!




☆    ☆    ☆    ☆    ☆




偉大なる赤竜ドラゴンビートを使った!


ドンドンドンドンッッッ(連続踏みつけ)

アリア
「う、うわぁぁぁぁぁ!?」

偉大なる赤竜火竜の強襲を使った!


ズガァァァァッッッ(鉤爪一閃)

セバスチャン
「ギニャァァァァァァ!?」



グルォォォォォォォンッッッ



アリア


「攻撃が痛すぎます! かにさんどーにかして下さーい!(泣)」
かに
「ええい仕方ない! ここはフロントガードで……」
シオン
「駄目です! 先輩はファイアガードを崩さないで下さい!」
かに
「なぬ!?(慌てて盾掲げ)」
シオン
「あの竜は怒り状態にあっても理性は失っていません! 常に視界に先輩を捉えています!」
かに
「ぬ? ……ってことはファイアガードを解いたら……」
セバスチャン
「その瞬間、ファイアブレスで全員まとめて黒コゲかニャ?」
シオン
「間違い無いでしょう」
アリア
「じゃ、じゃあどうするんですか!?」
シオン
「……なんとか怒り状態が解けるまで耐え、その後に畳み掛けるしかありません」
かに
「だがヤツの攻撃が厳しすぎるぞ! このまま体力を削られ続けてはこちらが……ぬ!?」



偉大なる赤竜火竜の激震を使った!


ズズゥゥゥゥンンッッッ(四股踏みからの地割れ)



かに


「ぐおぉぉぉぉぉぉ!?」




ギルド長




「……不味いな、かなり押されている。加勢せねば!(剣持ち)」
キャット
「私も!(銃取り出し)」
メルル
「駄目ですわ! お二人とも戦える身体ではありません!」
キャット
「だからってこのままじゃ……」




「王の名において、悪しき力よ、去れ!(リセットウェポン)」





ドムッッッ(全強化解除)


グォォ!?





シオン




「怒り状態の強制解除!? こんなことが可能だとは……」
アリア
「って言うか、今の声って……」




「……エーテル圧縮開始、圧縮率300%……」

「『特異点定理』、『解析』機構同時発動……」





キャット




「あ……あ……あぁ……」
かに
「くはは、見せ場を全部持っていかれそうだのう(苦笑)」




ヘクターヴィクトール




「リミットスキル『絶対零度』!」


ガガガガガッッッ(氷結乱舞)


グオォォォォォォォォ!?



アリア


「ヘクターさん! ヴィクトールさん!」




ヴィクトール




「やっほ~♪ アリアちゃんも皆も久しぶり~♪」
ヘクター
「どうやら間に合ったようだな」




セバスチャン




「ギリギリセーフだニャ!」
かに
「このまま見せ場は譲ってやる! 一気に決めちまえ!」




ヴィクトール




「オッケー! ヘクター、ゴー!(攻撃の号令で攻撃力1.5倍アップ)」
ヘクター
「応! 疾き風よ、光と共に解放されよっ!」

キュゴッッッ(大爆光)


オォォォ……オォォォォォォ……


ズズゥゥゥゥゥゥン……




☆    ☆    ☆    ☆    ☆



かに
「やれやれ、何とかなったな(汗拭い)」
アリア
「二人のお陰ですね♪」
シオン
「しかしいいタイミングでしたね。それに、どうしてここが?」
ヘクター
「ああ。俺たちがラガードに戻ってきた丁度その時、タルに乗ったネコのような生物に依頼書を渡されたのだ」
ヴィクトール
「でも驚いたよ。急いで駆け付けたら、リーダーたちがデカい竜と戦ってるんだもん」
シオン
「……ラガードに……戻ってきた?」
アリア
「え? 二人とも、どこか他の街に行ってたんですか?」
ヘクターヴィクトール
「……」

アリア
「あ、あれ? 私、なんか変なこと言いっちゃいました?」
ヘクター
「いや……」
ギルド長
「……この二人は、お前たちが帰った直ぐ後、この街を去ったんだよ。聖杯を封印するためにな」
アリア
「え? ……えぇぇぇ!? 二人だけで!? キャットちゃんを置いて!?」
ギルド長
「そうだ。……キャットがあの後、どれほど悲しんだか……」
ヘクター
「……」
ギルド長
「あの時、私は誓ったよ。再び貴様の顔を見る日が来たならば、今度こそ叩っ切ってやるとな」
ヴィクトール
「オ、オレは悪くないよ!? 叩っ切るならヘクターだけで!」
ギルド長
「黙れ。貴様に発言権は無い」
ヴィクトール
「それひどくない!?」
かに
「お前に発言権が無いのは今に始まったことじゃないだろ?」
セバスチャン
「そうだニャ。今更だニャ」
ヴィクトール
「それもひどくない!? っていうかこういうやり取りも久しぶりー!」
ギルド長
「(無視)……切るかどうかは、この後の貴様の態度次第だ。……キャットと話して来い」




キャット




(一人離れて佇み)




ヘクター




「……ああ、分かった」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆



キャット
「……」
ヘクター
「……久しぶりだな」
キャット
「……久しぶり……ですって? 勝手に出てって……一年も音信不通で……第一声がそれな訳……?(ゆらり)」
ヘクター
「あーと、その、だな……」
キャット
「っっっのバカ! 朴念仁の唐変木の迷子錬金術師っ!」
ヘクター
「いや、言葉を返すようだが、迷子は今関係ない気が……」
キャット
「煩い煩い煩いっ! 黙って聞くっ!」
ヘクター
「……はい」
キャット
「連絡も無い! 噂も聞かない! どこに居るかも分からない! こっちがどれだけ心配したか分かってんの!?」
ヘクター
「……済まん」
キャット
「しかも学院から追っ手が出たってローズから聞いて! でもそれ以上のことは分からなくて!」
ヘクター
「……」
キャット
「……アンタ達のことだから心配ないって自分を言い聞かせて……でも……」
ヘクター
「……」
キャット
「……もしかしたら……もう会えないんじゃ……ないかって……(俯き震え)」
ヘクター
「……キャット」
キャット
「……無事なら無事で……連絡くらいしなさいよ……ばかぁ……(ぐしぐし)」
ヘクター
「(そっと抱き寄せ)…………済まん」
キャット
「うぅぅぅぅぅ……」




ギルド長




「……よし、斬る」
ヴィクトール
「何で!?」
アリア
「そーです! いい雰囲気じゃないですか!」
ギルド長
「話をしろと言ったが触れていいと言った覚えは無い! いざ、一刀両断!(すらりと抜刀)」
アリア
「だ、駄目ですってば!(背後から羽交い絞め)」
ギルド長
「ええい離せ! 離さんかーっ!(じたばた)」
メルル
「き、傷に障りますからご安静にして下さいませ!(汗)」
ヴィクトール
「いやー、相変わらずの姉バカだね~」




キャット




「……それで、今までどこで何してたのよ。諸王の聖杯は封印できたの?」
ヘクター
「いや、聖杯はまだ俺が持っている。そうだな……どこから話したものか……」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆




……この一年、俺とヴィクは南の海洋都市アーモロードに居た。

海の底に諸王の聖杯を封印できないかと考えたのが理由の一つ。

さらにもう一つの理由は、アーモロードには世界樹があり、
そこで不可思議な技術が使われているという噂を耳にしたからだ。



キャット

「この街とエトリア以外にも世界樹が? それで、噂は本当だったの?」

ああ。確かに世界樹はあった。

……しかも、意志ある存在として。



キャット

「せ、世界樹に意志!?」

そうだ。

もっとも、それが世界樹本体の意志なのか、
何者かの意志が世界樹に宿ったのかは定かでは無いがな。


そしてその他に、アーモロードの海底深くには
『魔』と呼ばれる存在があった。

そして意志ある世界樹と『魔』は互いの存在を
消さんとして、永い間戦いを続けていたらしい。

世界樹は『アンドロ』と呼ばれる機械の兵士を、
『魔』は自ら生み出した『フカビト』という亜人種を、
それぞれ先兵としてな。



キャット

「ちょ、ちょっと待って! 魔? フカビト? それって、オーバーロードとクアナーンたち翼人みたいな関係ってこと?」

……似て非なるものだ。

クアナーンたちは作られたとはいえ、
この世界で生まれ、生きる存在だ。

だが『魔』やフカビトは、その在り方が根底から違った。
奴らは、この世界とは相いれない、異質な存在だったのだ。

そして、それはアーモロードの世界樹も同様。

恐らくだが、世界樹も『魔』も、星々の海の彼方から飛来した
異質な生命体だったと、俺は推測している。

世界樹や『魔』が使っていた技術も、
喪失技法とは異なる異界の技術だったようだ。



キャット

「喪失技法じゃ無かったのね。……でも、その世界樹と『魔』っていうのは、なんで戦ってたの?」

……『魔』は、人の意志を喰う。

つまり『魔』にとって、
人類は餌にしか過ぎない存在だったのだ。



キャット

「なっ!?」

この戦いで世界樹が敗れれば、
『魔』とフカビトにより世界は滅ぶ。

そう判断した俺とヴィクは、アーモロードで仲間を集い、
世界樹側につきフカビトとの戦いに身を投じたのだ。


結局、その戦いは世界樹側の勝利で終わったのだが……。



キャット

「……他に何かあったのね?」

……この戦いの渦中には、一組の兄妹が居た。

アーモロードの兄王と、その妹姫だ。

兄王はフカビトの脅威を世界樹から伝えられ、
単身で深海に拠点を築き、フカビトと戦っていた。

そんな兄王に協力するため、
妹姫は兄の行方を捜していたのだ。

……100年もの間、ずっと……。




キャット

「ひゃ、100年!? その二人、歳幾つなわけ!?」

兄王は『魔』に意志を喰われないため、
その半身を機械へと置き換えていた。

自らの記憶すらも封じてな。


妹姫はそんな兄を探し出すため、人類の敵である
フカビトの王に力を借り、自らの時を止めていたのだ。



キャット

「そこまでして……100年も……。それで、その二人は?」

……記憶を失った兄と、人外へと堕ちてしまった妹。

再会は成ったものの、それは悲劇の引き金になっただけだった……。



キャット

「そう……だったんだ……」

二人が、お互いを思いやっていたことに
疑いの余地は無い。

だが、別れの前に、一言でも言葉を交わしていれば……。
お互いの思いを、一言でも聞いてさえいれば……。

そうすれば、この悲劇は防げたのでは?


そう思った瞬間、俺自身も、同じ事をしていると気づいたのだ。


……一年前。キャット、お前にな。



キャット

「……」
ヘクター
「……俺がラガードに戻ってきたのは、あの時の過ちを正すためだ。……聞いてくれるか」
キャット
(こくりと頷き)
ヘクター
「……俺の、喪失技法の発見と封印という使命は、俺一人では到底成し遂げることは出来ん。誰かの協力が必要だ」
キャット
「……」
ヘクター
「それは一年前から分かっていた。そしてその時、真っ先にパートナーとして思い浮かべたのが……キャット、お前だった」
キャット
「……でも、貴方は私を置いて行った」
ヘクター
「……お前のためを思うなら、それが最善だと考えたからだ。いや、今でもそれが正しいと思っている。だがそれは……」
キャット
「……ええ。とても優しい……でも、相手の思いを無視した考え。アーモロードのお兄さんと同じだわ」
ヘクター
「その通りだ。だからこそ尋ねたい。……以前、お前は俺に言ってくれた。重荷を分かち合ってくれると」
キャット
「ええ。確かに言ったわ」
ヘクター
「……その思いに変わりがないなら……その言葉に甘えていいのなら……。キャット、俺に力を貸してくれないだろうか?」
キャット
「(きゅっと抱き着き)……一年遅いわよ……ばか……」
ヘクター
「……」
キャット
「……勿論、答えはイエスよ。貴方は私の重荷を一緒に背負ってくれた。今度は私の番だわ」
ヘクター
「……本当にいいのか? 学院の追っ手も居る。二度とラガードに、故郷に帰れないかもしれないぞ?」
キャット
「覚悟してるわ。幸い、私がこの街で冒険者を続けてた理由は、今日、この場で無くなったから」
ヘクター
「そうか……。済まない……いや、ありがとう」
キャット
「……でも、一つだけ聞いてもいいかしら?」
ヘクター
「うん?」
キャット
「……なんで私をパートナーに選んだの?(見上げ)」
ヘクター
「……」
キャット
「ヴィクやソフィアお姉さん、リーダーたち。アーモロードでも新しい仲間が居たんでしょう? その中で、なんで私を?」
ヘクター
「……むう」
キャット
「言っておくけど、不満じゃないわよ? ……理由を聞きたいの(じっと見つめ)」
ヘクター
「……ヴィクは、これからラガードを支える立場になる。これ以上、アイツに頼る訳にはいかない」
キャット
「うん、それで?」
ヘクター
「……ソフィアには子供が居る。リーダーたちは今はたまたまこちらの世界に来ているようだが、いつまで居られるかも不明だ」
キャット
「そうね」
ヘクター
「……そしてそもそも、アーモロードでの仲間には喪失技法のことは打ち明けていない。その必要も無かったのでな」
キャット
「……つまり、私は消去法?」
ヘクター
「それは違う。お前とは、命を預けられる信頼関係を築いているという確信がある。何より、苦楽を共にした仲間だからだ」
キャット
「……仲間、か。うん、ごめんね、変なこと聞いて……」
ヘクター
「……と、ここまでは理屈、頭で考えたことだ」
キャット
「……え?」
ヘクター
「……俺は、この使命に生涯を掛けるだろう。だとすれば、その時、俺と共に居るのはお前しかいない。そう思ったのだ」
キャット
(ぽかん)
ヘクター
「恐らくこれは理論的では無い、何かの感情に基づく判断だと思う。……それが何の感情なのかまでは分からないが」
キャット
「……」
ヘクター
「……今ので答えになっているか?」
キャット
「……ええ、期待してた以上の答えだったわ。……実はね。私も貴方に、伝えておきたいことがあるの。聞いてくれる?」
ヘクター
「勿論だ。聞かせてくれ」
キャット
「私が貴方の使命に協力するのは、それが正しいと思うから。誰かがやらなきゃいけない事だと思うからよ」
ヘクター
「同感だ」
キャット
「それに、色んな場所を回って冒険するってことに、一冒険者としてやり甲斐を感じてるわ」
ヘクター
「ふむ」
キャット
「……でも、ね? 実はこれも理屈、頭で考えた理由なのよ」
ヘクター
「?」
キャット
「(すうっと深呼吸)…………あのね、ヘクター。私は、貴方に対して……特別な感情を持っているの」
ヘクター
「特別な感情?」
キャット
「その感情が囁くのよ。貴方に協力してあげたい。貴方と旅をしたい。……貴方とずっと、共に居たい、ってね」
ヘクター
「……」
キャット
「そして、貴方が私を選んでくれた感情が、私のこの感情と同じものだったら嬉しいな、って思ってる」
ヘクター
「……ふむ」
キャット
「でもね、これだけは覚えておいて。……この感情が何なのか。それを私から貴方に伝えることは、絶対に無いわ」
ヘクター
「……何故だ?」
キャット
「それはね……いつの日か、貴方の口から、私に、それを言わせてみせるからよ♪(挑戦的な笑み)」
ヘクター
「……この不思議な感情を……いつの日かお前に、か。…………分かった。覚えておこう」
キャット
「そうしておいて。ふふふ、今からその日が楽しみだわ♪」
ヘクター
「ふ……。そうだな。良く分からないが、不思議と悪い気分では無い(微笑)」
キャット
「じゃ、これから宜しくね、相棒♪(手差し出し)」
ヘクター
「ああ、よろしく頼む、相棒(手握り)」




ギルド長




「チェストォォォォォォ!」
ヘクター
「ぬお!?」

ガキィィィィィィンッ

ギルド長
「……ふっふっふ。やはり貴様はこの場で……シネ!(剣に体重かけ)」
ヘクター
「(篭手で防ぎつつ)ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
キャット
「ちょ、ちょっとぉ!?」
アリア
「ああもう! もうちょっと我慢しましょーよー!」
かに
「全くだ。あと少しでコイツらがチューするかもしれんかったのに」
キャット
「ししししないわよっ!(赤面)」
アリア
「でもおめでとうキャットちゃん。やっと想いが通じ合ったね♪」
キャット
「ま、まだそうと決まったわけじゃないでしょ!」
アリア
「またまた照れちゃって~♪ 元の世界に戻ってからも、ずっとお祈りしてたんだよ? 二人の仲が上手く行くようにって♪」
キャット
「そ、それに関してはありがとうだけど……(赤面)」
ギルド長
「(剣を引き)……キャット」
キャット
「……私、行くわ。……ごめんね、姉不幸な妹で」
ギルド長
「(きゅっと抱きしめ)……何を言う。お前ほど姉思いの妹はこの世に居ない。……達者でな」
キャット
「……うん。今までありがとう、お姉ちゃん……(抱き返し)」
ギルド長
「……ヘクター。命がけでキャットを守れ。そして、二度と泣かすな。……それを約束するなら、お前たちの旅立ちを認めよう」
ヘクター
「……ああ。この世の森羅万象に掛けて誓おう」
ギルド長
「ふん……。その言葉を違えた時は、今度こそ、その首を貰いに行くぞ。覚えておけ」
ヘクター
「了解した。……ところで、一つ尋ねたいのだが」
ギルド長
「なんだ?」
ヘクター
「……アンタは誰だ?」
ギルド長
「…………は?」
かに
「ああ、それは吾輩も気になってたんだ。随分と親しいようだし、キャットの知り合いか?」
ギルド長
「……からかっているのか? それとも、この一年で私など見忘れたとでも?」
かに
「一年前に会った事があるのか? 済まんなぁ。アンタほどの美人なら、そうそう見忘れるってことも無いのだが」
ギルド長
「(赤面)……ざ、戯言を……(はっと顔触り)……か、兜が無い!? 兜は!?」
アリア
「このボロボロに壊れてるのがそれっぽいですね~(かつて兜だったものを持ち上げ)」
ギルド長
「それだ! く、被れん!」
メルル
「無理に被ると危ないですわ!」
キャット
「……そう言えば、皆は素顔を見たこと無かったものね」
ヴィクトール
「それにしたって、声とか雰囲気で分かっても良さそうなもんだけどね~」
シオン
「まあ、先輩とヘクターですから」
ヴィクトール
「あれ? こういうことはリーダー並みに鈍いって噂のシオンは分かるんだ?」
シオン
「大きなお世話です。……まあ、とある事情で私とアリアはギルド長のお顔を拝見したことがありますからね」
アリア
「ね~♪」
ヘクター
「……それら会話から察するに、まさか……」
かに
「ギルド長か!?」
キャット
「そうよ。本邦初公開、素顔の私のお姉ちゃんよ」
ギルド長
「……ひ、久しぶりだな、ロストウェイのリーダーよ」
かに
「ははー、あの兜の下にはこんな美人さんがなぁ」
ギルド長
「じろじろ見るな!(赤面)」
かに
「ああ、スマンスマン。……ん? だとすると、この依頼書にあるマスターの知り合いってのは、キャットじゃなくアンタか?」
ギルド長
「その通りだが」
かに
「ほうほう。そうなると、アンタはマスターにとって随分と大事な知り合いらしいのう」
ギルド長
「なっ!? ななななにを証拠にそんなことを!?(汗)」
かに
「ほれ。この依頼書の最後にある依頼料を良く見てみろ」
ギルド長
「依頼料? …………じゅ、十万エンだと!?(*日本円に換算すると十万エン=一千万円くらい)」
キャット
「そんな大金をあのマスターが!?」
かに
「うむ。あのケチで守銭奴なマスターが、だ。これは何よりも雄弁な証拠だろ?」
ヴィクトール
「それは確かにそーだね~♪」
かに
「さーて、では依頼料を受け取りに行くか。これだけあれば豪遊し放題だぞう(朗らかな笑み)」
アリア
「わーい、豪遊豪遊~♪」
ギルド長
「……十万……十万エン……(茫然)」



☆    ☆    ☆    ☆    ☆



鋼の棘魚亭

ギルド長
(深々と土下座)
酒場のマスター
「……いいから顔上げろ。金は天下の回りものって言うだろ? だからそんなに気にすんな」
ギルド長
「そんな訳にはいかん! 少し時間をくれ。今から借用書と詳細な返済計画を……」
酒場のマスター
「だからいいっつーの。……どうせ、貸した借りたは関係無くなる……といいなと思ってるからよ」
ギルド長
「? それはどういう意味だ?」
酒場のマスター
「その前に、だ。……お前が樹海でやらなきゃならない事は、全部済んだんだな?」
ギルド長
「……ああ、全部……全部終わったよ」
酒場のマスター
「そうか……。で、キャット嬢ちゃんは、ヘクターと一緒に当分の間旅に出る、と」
キャット
「ええ。そう言えば、どこか行く当てはあるの?」
ヘクター
「ああ。最果ての街と呼ばれるタルシスにも世界樹が在るらしい。次はそこに向かうつもりだ」
キャット
「そう。やっぱり当分、ううん、ひょっとしたら二度と帰ってこれないかもね」
酒場のマスター
「……ってことは、やっぱ今しかねえよなぁ(頭ぽりぽり)」
ギルド長
「さっきから何の話をしているのだ?」
酒場のマスター
「あーっとだな。改めて言うが……俺様はお前に惚れてる」
ギルド長
「…………え?」

キャットアリアメルルひまわりちゃん
「えぇぇぇぇぇ!?」

ギルド長
「な、な、な!? こ、こんな面前で何を!?(大赤面)」
酒場のマスター
「仕方ねえだろ。キャット嬢ちゃんがまだ街に居る今しか、けじめを付けるチャンスはねえんだ。……ジャンヌ(じっと見つめ)」
ギルド長
「は、はい!」

キャットアリアメルルひまわりちゃん
(固唾を飲んで見守り)

酒場のマスター
「……俺と結婚してくれ。残る一生を、俺と添い遂げて欲しい」
ギルド長
「あ…………は、はい……(俯き消え入りそうな声で)」

キャットアリアメルルひまわりちゃん
(わぁっと拍手喝采)

アリア
「マスターさん、ギルド長さん、おめでとーっ♪」
メルル
「では、マスターさんが、あの時の宝石の君でしたのですね。浪漫ですわぁ(うっとり)」
キャット
「もう。良い人が居たんなら、もっと早く言ってくれればいいのに」
ギルド長
「い、いや、私としても予想外というかだな……(赤面)」
ソフィア
「でもこれで、流れ星に『マスターのお嫁さんになれますように』ってお祈りしてたジャンヌちゃんの努力が報われたのねぇ」
ギルド長
「な、何故それを…………ってソフィア!? 何故お前がここに!?」
ソフィア
「何となく素敵な予感がしたから♪ ああそうそう。あとは昔、マスターの姿絵をこっそり……」
ギルド長
「い、言うなぁぁぁぁぁ!(剣振り回し)」
ソフィア
「あらあら、ジャンヌちゃんったら照れちゃってぇ♪(ひらひら回避)」
ひまわりちゃん
「……ギルド長さんって、意外と乙女だったんですね」
キャット
「妹としても初めて知る、衝撃の真実だわ」




かに




「マスター、男の覚悟を見せて貰ったぞ。……しかし、こんな腹の出た中年真っ盛りのヒゲオヤジが、あんな美人を嫁にねぇ」
セバスチャン
「はっきり言って犯罪だニャ」
酒場のマスター
「煩せえよ」
ヴィクトール
「でもこれで、マスターとヘクターは未来の義兄弟だね~♪」
ヘクター
「マスターと俺が? …………何故だ?(首ひねり)」
かに
「しかしまあ、そういう事なら依頼料はあんた等二人の結婚祝いにくれてやるかのう」
シオン
「それがいいと思いますよ。どうせこちらの世界のお金を貰っても、元の世界に戻れば使えませんからね」
酒場のマスター
「お、マジか? そりゃあ願ったり叶ったりだがよ」
かに
「ただし! ……一つ条件がある」
酒場のマスター
「なんだ? まあ十万エンがチャラになるんだ。どんな条件でもかまわねえぜ」
かに
「よしよし。では、ヘクターとキャットの旅立ちと、マスターとギルド長の結婚を祝して……ここで宴会じゃーーーっ!!!」
酒場のマスター
「な、なにぃぃぃぃぃ!?」

バタンッ

ローズ
「宴会と言えばタダ飯! それを見逃すローズ様じゃないわ! と言う訳で私も混ぜなさい!」
アーテリンデ
「当然、私たちも参加していいわよね?」
ライシュッツ
「今宵の銃は酒に飢えている……」
ウィンディ
「……意味、不明?」
かに
「おう、勿論だ! さあ、今日は朝まで盛り上がるぞぉ!」
アリア
「お~♪」
酒場のマスター
「ちょ、ちょっと待て! お前らに好き勝手されたんじゃ被害が十万エンどころじゃ……って人の話を聞けぇぇぇぇぇ!」

わいわい がやがや

………………

…………

……




☆    ☆    ☆    ☆    ☆




実はこの後、三竜を倒した結果、迷宮深奥の怪異、
『始原の幼子』が目覚め、ギルド『ロストウェイ』は
総力を挙げてこれを打倒するのだが、それは別の話である。


……以上で、偉大なる赤竜討伐における私の手記を終了とする。


ギルド長
「(筆置き)……ふう」
酒場のマスター
「おう、書き物は終わったか?」
ギルド長
「ああ。今終わったところだ」
酒場のマスター
「そうか。じゃあそろそろ飯にするか?」
ギルド長
「そうだな。今そちらに……(身起こし)」
酒場のマスター
「ああこら! いいから横になってろ。お前一人の身体じゃねえんだからよ」
ギルド長
「……だから、心配し過ぎだと何度も言ってるだろう? 逆に、少し動いた方がいいそうだぞ?」
酒場のマスター
「そ、そういうもんか? いやぁ、何せ初めてなもんでよ(頭ぽりぽり)」
ギルド長
「それはお互い様だ(微笑)」
酒場のマスター
「だな。まあ、飯は今持ってくるからよ。そこで大人しくしてろ。な?」

ばたばたばた

ギルド長
「……相変わらず人の話を聞かない男だ。……ああいう所は似るんじゃないぞ?(そっとお腹を撫で)」


……ふふふ。幸せ者だな、私は……。





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